作成日:2023/05/26
就業規則と職場のルールブックの違い@目的と性質
働き方改革、時代の変化に伴い職場の在り方について悩まれている事業所が多くみられるので就業規則と職場のルールブックの2つのツールをご紹介したいと思います。
就業規則と職場のルールブックの1番の違いは、なんといってもその「目的」です。
「就業規則」の目的‥‥労使トラブルの防止・企業のリスク回避(必須)
「ルールブック」の目的‥‥職場風土の醸成・行動を促すこと(就業規則にプラス)
< 就業規則の性質 >
・法律で記載しなければいけない項目が決まっている
・労働基準監督署に届出なければならない(従業員10名以上の場合)
・労使トラブルや裁判などの際に、まず就業規則が確認される
・言葉が難しくなりがち
・法律で決められている働く人の条件、義務や権利を明確にする必要があり
労使それぞれの立場、立ち位置が変わると関心事も変わるので退職を考える人が見たがる傾向にもある
※何かトラブルがあった場合に必要「訓戒」「〇〇禁止」「出勤停止」
< 職場のルールブックの性質 >
・経営者の想いを社員に伝えられる
ギスギスした職場ではなく、楽しく充実感が得られる職場にしたいと思います。
(規則的な言葉ではなくて、お話言葉を使用できる)
・社員同士が守って欲しいルールを決める事ができる
(規則的なルールだけでなくて、困っている人がいたら声を掛け合おう!
相手の立場になって考えよう etc)
・新入社員の研修を分かり易い図や絵が入った物を使用する
・職員同士のコミュニケーションツールとして
※より良い職場環境のために連帯感がある様なルールがおススメです!
組織風土の改善・向上に役立て社員教育や手順書的な使い方も出来る
「〇〇しようね。」「〇〇に気を付けると仕事がやりやすいよ。」